ガスインジェクションの歴史

ジュンコーポレイションはガスインジェクション技術にこだわり、改善を続けてまいりました。

当初は寸法精度向上が目的でしたが、現在で一番ニーズが多いのは計量化です。
相談をいただく課題も変化しています。
当社は時代のニーズを解決し、ガスインジェクションにおけるノウハウを蓄積しています。

ガスインジェクションで困っている問い合わせの多くは、技術的に高度な問題というより基本的な問題が多いです。
このページで最低限のことを公開することで、参考にしていただけたらと考えています。

1990年代、ガスインジェクションのブームがありました。
導入したものの、現在遊休設備になっているものが9割を超えます。
量産技術のノウハウは成形メーカーが開発してきましたが、その技術者たちは既に引退しています。

日本国内では主に4種類から選択していました。

旭化成AGI(日)
三菱エンジニアリングプラスチックシンプレス(英)
出光化学 GIMゲイン(米)
月島マシンセールス バッテンフェルドエアーモールド(独)
※3種は圧力制御で全く同等といえます。

シンプレスで作られた金型でもAGIで成形できます。
現在どこの設備を導入しても大差ないと思いますが、残念ながら技術面で指導できるメーカーはありません。

ライセンスについて、基本特許は切れていますのでお気をつけください。
製造する窒素ガスの量に応じて、保安係員(国家試験)を設置しなければなりません。(弊社は8人の資格保持者がいます。)
現在基本特許が切れたこともあり、設備で参入されるメーカーがあり、上記を含めて8社くらいの設備から選択できるます。
弊社としては、上記4つのブランドにOEMしているカケンジェネックス様をお勧めします。
AGIの開発当時から旭化成ブランドをOEMしていたので、実績もノウハウも多いと思います。