ヒートアンドクール

200℃以上に溶かした樹脂を40℃の冷たい金型に流し込む時、急激な温度変化により外観不良が発生していました。200℃に熱した金型に樹脂を流し込み、その後から金型を急冷出来れば、外観不良は発生しないのに・・・
そんな技術者の夢であった技術がヒートアンドクールです。

一般の射出成形

200℃以上の溶融樹脂を40℃の金型に充填し急冷します。この時に外観不良のほとんどが発生していました。

ヒートアンドクール

200℃以上の溶融樹脂を150℃に加熱(Heat)した金型に充填し、40℃に急冷(Cool)します。外観不良が発生しません。

塗装レスを実現するピアノブラック(原着)

ジュンコーポレイションではヒートアンドクールの王道、高圧水蒸気の3Dウエルドレスを採用しています。
側面のPLラインまで効果があることや、昇温・冷却の速度が早いのが特徴です。
サイクルタイムも通常の成形と同等で対応することができます。
ピアノの深みのあるブラックこそ最も美しいブラックと言われ、ピアノブラックと呼んでいます。

メッキの歩留りを向上させるヒートアンドクール

自動車外装のメッキ部品にもヒートアンドクールで樹脂化。
肉厚も板金に近い1.2mmの実績があります。
軽量化はもちろんコスト低減に大きく貢献します。
また、メッキ工程における歩留まりの大幅な向上が期待できます。
樹脂なのでサビの発生もありません。

シルバーメタリックのウエルドレス

高輝度メタリック樹脂のウエルドレスに自動車部品で成功しました。含有するアルミの改質から、原料の分散調整と発色にはアイセック様、3Dウエルドレス及び特殊機構を内蔵した特殊金型製作には富士精工様、特殊成形技術を駆使したジュンコーポレイションの技術で、各々のプロフェッショナルを総動員して取り組みました高輝度のサテン調メッキ風シルバーメタリックのウエルドレスを達成しました。引き続き、グローバル展開のための簡易的手法での実現をめざして研究開発を継続しています。

(写真はお客様から許可をいただいた部分のみ載せています。ご了承願います。)

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