Jun-corporation News
改善活動・二代目
二代目社長の存在意義について・・・
自分はこの会社をどうするべきなのか


二代目社長となって
 先代はここまでの会社にした。自分は2倍の売上を目指す。とか単純でも目標が作れればいい。
ほとんどの2代目社長は、いったいどうしたらいいのだろう。と悩んでいると思う。先代が始めた創業者精神もなく、先代ほどのバイタリティーもなく、先代ほどの顔(信頼)もない・・・
 私も散々悩んで悩みぬいた。あるとき家族が幸せそうに顔をしているとき、それを見ている自分自身に幸せを感じた。また社員の幸せそうな顔を見ている時、やっぱり幸せを感じた。ですので、『社員を幸せにする。』ということを企業経営の目的にしました。
 社員を幸せにするために必要なら会社を縮小してもいいと思うし、拡大が必要ならそうするであろう。

社員を幸せにするために
 どうしたら社員は幸せになるのであろうか。精神的幸せと物質的幸せの2つの点から考えました。赤字の状態のときに金銭的(物質的)に幸せにすることはできないので、精神的幸せについて考えた。
 @自分自身の成長・・・技能の向上(必要な技能を明確にし自らの意思で学び向上できる仕組み)
               平等な評価(多数の管理職により平等な評価ができる仕組み)
               知識の向上(毎日1分程度で読める文章の回覧、問題集、新聞、雑誌など)
               改善活動(各社員の改善項目のまとめと発表)
 A会社を誇りに思えること・・・メディアへの登場(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)なるべく社員の写真で・・・
                    群馬県や団体での知名度アップ(黄色で目立つので当社の制服で参加)
                    各種認定制度への挑戦(ISO9001、EA21、1社1技術、R&D・・・)
                    関連企業での知名度・信頼度の向上
 B家族の応援・・・社員の誕生日にケーキ
            社員の奥さんの誕生日にクオカード
            社員のお子さんの誕生日に図書カード

 * 関連記事 日刊工業新聞 「企業は人なり」で取り上げていただきました。

共存共栄
 いろんなところで訴えかけている。むかし共存共栄という言葉がはやったことがあった。本当に共存し共栄したか・・・共同体を作って飲んだりして親交は深めたろう。いい意味では切磋琢磨するライバルという存在だったのではないだろうか。
 今我々の時代は本当の意味で共存共栄すべきではないか。単純に顧客満足ではなくお客様に喜びや感動を与え自社も喜べる共存共栄でありたい。同業者同士も互いのカラーを出し、お互いを尊重し紹介し合える共存共栄でありたい。組織と組織も協力し合い、会社と家庭も共存共栄するべきだと思っている。家庭を犠牲にして会社のために、なんて、ありがたいことだけどあってはいけないと思う。


プレイヤー&マネージャーじゃだめだ。
 ある社長にいただいた言葉です。当時、1日中現場に入って段取りをし、クレームになれば選別要員になり、経理処理をし、外部の人からはスーパーマンと呼ばれていた。自分でもこのままではだめだと思っていいましたが、その社長に言われ、はっきりした。それから、現場に入らないよう(社員にまかせるよう)心がけたことにより、皆すでに私以上の能力を身につけ、完全に任せても安心できる工場になった。

1(先代・社長)と2(後継者・専務)の違い
 これもある社長から教えられたものです。1と2についての感覚の差は何であろうか。
1を100とすると、2にいる者は70〜80くらいと自分を評価している。あと財務だけ勉強すれば社長と同等以上だ。と自分を評価している。確かに、私自身がそうであった。ところが、1側から見た2の評価は良くて7〜8なんです。これは全く次元が異なっていることを言っています。
 社長になったとたん生きる世界が全く異なり、ひとりぼっちの赤ちゃんみたいなものでした。相談する相手は、社内にも社外にもいませんでした。
 頂上に登ったと思ったら、小さな石ころの上に立ってる自分の存在をしり、目の前に大きな山がそびえ立っていた。そんな感じでした。山ほどいる社長たちの一番下になっただけ・・・
 1にいるものは2に対して、自分と同レベルの思考・行動を期待しますが、次元の違いを理解してやらなくちゃいかんよ。1になってみなくちゃ、絶対にわからないのだから・・・。

品位(2011)
 最近「品位」という言葉を考えるようになった。最近トヨタ自動車に出入りすることが多く、トヨタ社員全員から感じる紳士的なニュアンスがある。日本語で言うとまさに「品位」といえる。他のメーカーで全社員から感じたことはない。トヨタ自動車はこの「品位」的な教育をするのだろうか・・・いや違う・・・とあれこれ考えて出した結論が、ブランド。世界を代表する企業に就職する者は既に「品位」を持ってトヨタ自動車で働いているのであろうと思わざるを得ない。
 では我々の中小企業でも「品位」をもてるブランド力をつけることが出来るであろうか。難しい事であるが、誰にもトヨタにも負けない技術だとか、そういうものがあれば少しは「品位」のある社員をそだてられるだろうか・・・